2021.05.27 注意点・ポイント
著作・監修 北中彰 最終更新日: 2021/06/18

外国人人材の日本語能力(レベル)の確認方法

外国人人材の日本語能力(レベル)の確認方法

目次

  1. 外国人の日本語能力向上の必要性
  2. 日本語能力試験の種類
  3. 日本語能力の確認方法
  4. 注意点・ポイント
  5. まとめ

1. 外国人の日本語能力向上の必要性

外国人を採用する際、日本語コミュニケーション能力が高いかどうかはとても重要なポイントです。

日本企業で働く外国人労働者は、少なくとも日本語をある程度理解できるレベルには習得しておくべきです。
では、なぜ日本語能力が重要なのでしょうか?
それは以下のような問題が考えられます。

日本語能力不足で生じる問題

・社内でコミュニケーションがうまく取れない
日本で働く期間が短い外国人や日本語を覚える気が最初からないような場合を除いて、社内で働く同僚とのコミュニケーションは重要です。少なくとも英語でコミュニケーションを取ることができれば意思疎通はできるかもしれませんが、日本人の中には英語が苦手な人が多く、細かいニュアンスの違いなどを相互に伝えきれないこともあるため、日本語でのコミュニケーションができれば解消することもできるかもしれません。そのために日本語を理解できる外国人の人材のほうがよいケースが多いです。

・社外の人間との対応が難しい
仕事内容にもよりますが、社外の人間と接する機会が多い場合などで日本語がよくわからなければ、相応の対応ができないということになります。外部の人でも英語などコミュニケーションできる言語を理解できる場合は少ないです。
外国人の採用を行った経験がある企業や、グローバルビジネスにすでに取り組んでいる企業でなければ英語コミュニケーションはスタンダードにはなっていません。
日本で働く場合は基本的に日本語を使用してビジネスをするケースがほとんどですので、採用しようとする外国人の日本語能力が日常会話レベル以上でないと、日本企業で働くことがつらくなってしまう可能性もあります。

 

2. 日本語能力試験の種類

外国人に必要となる能力での目安として日本語能力試験があります。

日本語能力試験とは、
日本語の文字や語彙、文法についてどのくらい知っているか
日本語の知識を利用してコミュニケーション上の課題を遂行できるか
というように、外国人が日本人とコミュニケーションを行う上で必要となる能力を測る試験のことです。
日本語を母語としない外国人が「読む」「聞く」という言語行動によって日本語の能力を測り、当てはまるレベルの証明書が発行され、資格として提示することができます。
多くの企業でも、日本語能力試験のレベル(Nレベル)を元に仕事上でコミュニケーションを取れるか、戦力になるか、を判断し採用活動を行います。

日本語能力試験の種類

外国人の日本語能力を図る試験として代表的なものを以下にまとめました。これらの試験を受けることにより企業側が客観的に判断することができるものとなります。

日本語能力試験(JLPT)

引用:日本語能力試験(JLPT)

日本語能力試験(JLPT)は、多様な背景を持つ日本語を母国語としない日本語学習者の学習習熟度を測るための幅広い場面を想定した総合的なテストであり、N1からN5まで5段階のレベルに分かれています。

NAT-TEST

引用:日本語NAT-TEST

「日本語 NAT-TEST」は、日本語を母語としない日本語学習者の日本語能力を判定する試験です。5つの級(レベル)ごとに、「文字・語彙」「聴解」「読解」の3つの分野の試験によって日本語能力を総合的に評価します。出題の基準と構成は日本語能力試験(日能試、JLPT)とほぼ同じです。

J- TEST

引用:J.TEST実用日本語検定

J.TEST(実用日本語検定)は、日本語を母語としない外国人の日本語能力を客観的に測定する試験です。J.TESTは実施当初より、企業向け団体試験として多くの日系企業で採用され、海外でスタッフを採用する際や日本に派遣する際、また昇給、昇進時の際の判断材料として利用されております。

JLPTのレベルとの換算表は以下の通りです。

<J.TEST> <日本語能力試験(JLPT)>
(A-C レベル試験) Aレベル(900) ― ( N1以上 )
Bレベル(800) ― ( N1以上 )
準Bレベル(700) N1程度
Cレベル(600) N2程度
D-E レベル試験) Dレベル(500) N3程度
Eレベル(350) N4程度
(F-G レベル試験) Fレベル(250) N5程度
Gレベル(180) ― ( N5前半程度 )

技能実習の介護においては、JLPT以外にNAT-TESTとJ-TESTが日本語検定として認められています。

JFT-Basic

引用:JFT-Basic 国際交流基金日本語基礎テスト - Japan Foundation

日本語能力試験(JLPT)は、多様な背景を持つ日本語学習者の学習習熟度を測るため幅広い場面を想定した総合的なテストであり、N1からN5まで5段階のレベルに分かれています。JFT-Basicは、日本国内での生活の場面で求められる日本語のコミュニケーション能力を測定するテストであり、レベルは1つです。
JFT-Basicは日本の在留資格「特定技能1号」の申請に必要な日本語能力の証明のために使えます。

BJTビジネス日本語能力テスト

引用:BJTビジネス日本語能力テスト ビジネス日本語能力試験(BJT)とは、ビジネスの場における日本語のコミュニケーション能力を測定する試験です。現在では日本や中国、香港、台湾、韓国、ベトナム、タイ、インドネシアなどのアジア諸国で行われています。

標準ビジネス日本語テスト

引用:標準ビジネス日本語テスト

ビジネス日本語能力を【基礎レベルから測定】できるため、日本企業/日系企業への就職を希望される方だけではなく、日本への留学を希望する学生の皆さまにもご活用いただいております。
また、出入国在留管理庁より日本語教育機関へ入学するための日本語能力を示す試験として認められています。

J-cert生活・職能日本語検定

引用:J-cert生活・職能日本語検定

J-cert生活・職能日本語検定 は、日本語話者とのコミュニケーションを重視した「聴解」、生活や仕事での正確なコミュニケーションの基盤となる「文字・語彙・文法」そして、日本の文化、風土・習慣など生活をする上で不可欠な理解能力として「社会文化」の3科目で構成されています。
J-cert生活・職能日本語検定の成績は、日本の在留資格認定申請時の日本語能力の指標や就職、進学、資格認定の際の参考として用いられています。

    
レベル 認定の目安 JLPT
C2(マスター) 様々なビジネスやアカデミックな場面に対応できる日本語及び社会文化的な知識・理解の習熟度が充分評価でき、日本の現状・将来を語り、論述できる能力。
C1(上 級) 日本語の読解・聴解能力に加え、日本社会の規範(社会常識・マナー等)をほぼ理解し、会社勤務・会議での充分なコミュニケーション能力を有し、多様な課題に適宜対応できるレベル。 JLPTのN1とほぼ同じレベル。
B2(準上級) 通常ペースでの聴解能力・表現能力を備えており、日本での大学受講・会社勤務能力を充分有し、社会情勢等の話題にも対応できるレベル。 JLPTのN2とほぼ同じレベル。
B1(中 級) 日常生活上の簡単な会話・文章を良く理解し、社会生活を営むコミュニケーション能力を習得。学業・就業にも基本が備わっているレベル。 JLPTのN3とほぼ同じレベル。
A2.2(準中級) 基本的な会話・用語の能力を身につけており、スローペースでの理解が可能。日本での社会生活をおおむね理解し、隣人とのコミュニケーションが可能なレベル。 JLPTのN4とほぼ同じレベル。
A2.1(初 級) 基本となる文型・語彙・漢字を習得。単純な会話をゆっくりと話し、理解できる。通常3カ月程度(150時間)の学習で到達するレベル。 JLPTのN5とほぼ同じレベル。

引用:J-cert生活・職能日本語検定【国際人財開発機構】

ビジネス実用日本語検定「ビジネスJ. TEST」

引用:ビジネス実用日本語検定「ビジネスJ. TEST」

J.TEST実用日本語検定は、外国人の日本語能力を客観的に測定する試験として、1991年から実施されています。
会社員、留学生、日本語学校生など、年間約5万人が受験しています。
試験は年6回実施されます。

実用日本語運用能力試験

引用:実用日本語運用能力試験

TOPJ 実用日本語運用能力試験は日本語を母国語としない日本語学習者を対象に、日本語の語彙や文法、文型等の基礎能力と、日本社会や日系企業の習慣と文化に対する理解能力を測る試験です。
JLPTとのスコアの換算は以下の通りです。

    
TOPJJLPT
上級A N1以上(business)
上級B N1
上級C N1
中級A N2
中級B N2
中級C N3
初級A-4 N4
初級A-5 N5
初級B N5以下

引用:認定能力|TOPJ 実用日本語運用能力試験

JPT日本語能力試験

引用:JPT日本語能力試験

JPT(日本語能力試験)は、日本語を母語としない日本語学習者を対象として開発されています。
JPT(日本語能力試験)は、日本で就学、就業するうえで必要となる、コミュニケーション能力を客観的に測定、評価することを目的としています。
年間12回実施されています。

・採用している教育機関・企業

引用:JPTスコア 採用先一覧 | JPT(日本語能力試験)

以下はJPTのJLPTとのスコアの換算表です。

    
JPT日本語能力試験(JLPT)
660点以上 N1
525点以上 N2
430点以上 N3
375点以上 N4
315点以上 N5

引用:JLPTとの違い(レベル比較) | JPT(日本語能力試験)

実践日本語コミュニケーション検定

引用:J実践日本語コミュニケーション検定

実践日本語コミュニケーション検定(PJC)は、日本語を母語としない外国人の方々を対象として、日本で就労する際に必要とされる日本語能力試験(JLPT)N1~N2相当の「ビジネス会話レベル」の日本語コミュニケーション能力を測定する検定試験です。

■PJC Aレベル
N1相当の日本語力(※1)に加えて、日本企業で働く際に求められるコミュニケーション力やビジネスマナーについて深い知識を持っています。ほぼあらゆる状況で適切なコミュニケーションをとれる力があります。
※1 PJCの評価レベルAの取得者の日本語力はほぼN1に相当します。Aレベル評価を得た受験者の80%以上がN1取得者です。
■PJC Bレベル
N1~N2相当の日本語力(※2)に加えて、日本企業で働く際に求められるコミュニケーション力やビジネスマナーについて基本的な知識を持っています。ある程度限定された状況であれば概ね適切なコミュニケーションをとれる力があります。
※2 PJCの評価レベルBの取得者の日本語力はほぼN1~N2に相当します。 Bレベル評価を得た受験者の50%がN1取得者、N2取得者もほぼ50%です。
■PJC Cレベル
N2相当の日本語力(※3)に加えて、日本企業で働く際に求められるコミュニケーション力やビジネスマナーについて初歩的な知識は持っています。限定された状況であれば基本的なコミュニケーションをとれる力があります。

引用:JLPTとの比較 - PJC Bridge | PJC実践日本語コミュニケーション検定 | 資格検定のサーティファイ│あなたのスキルアップを応援します|

またもう1つの実践日本語コミュニケーション検定・ブリッジ(PJC Bridge)は日本語を母語としない留学生の方々を対象に日本での就学に必要とされる基礎的な日本語能力(日本語能力試験(JLPT)のN5~N3レベル)を測定・評価する検定試験です。7月と12月に実施される日本語能力試験(JLPT)のステップテストとして受験することができます。取得したPJC Bridge認定レベルは進学の際の指標として活用いただけます。

以下がJLPTとの比較です。

■PJC Bridge Aレベル
JLPT「N3」の実力に相当する日本語基礎力を有しています。(A±レベル取得者の90%以上がN3以上の級を取得しています)
■PJC Bridge Bレベル
JLPT「N4」の実力に相当する日本語基礎力を有しています。(B±レベル取得者の80%以上がN4以上の級を取得しています)
■PJC Bridge Cレベル
JLPT「N5」の実力に相当する日本語基礎力を有しています。(C±レベル取得者の70%以上がN5以上の級を取得しています)

引用:JLPTとの比較 - PJC Bridge | PJC実践日本語コミュニケーション検定 | 資格検定のサーティファイ│あなたのスキルアップを応援します|

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この中でも日本語能力試験(JLPT)は受験者が最も多く有名な試験です。日本だけでなく海外でも受験することができます。

海外でも試験が実施されるため外国人労働者は訪日せずとも就労する前に受験しておくことができます。
年に2回試験実施がありますが、海外受験の場合には地域によって1回の場合もあります。
国際交流基金と日本国際教育支援協会の2団体の共催で実施されています。
日本国内では、45都道府県と海外の65の国と地域の210都市で実施されています。(2015年12月実施分)

日本語を母国語としない外国人が日本語能力試験を受験するメリットとして以下のことがあげられます。

・日本の出入国管理上の優遇措置を受けるためのポイントが付与される
日本の出入国管理上の優遇措置を受けられるポイントがもらえます。日本能力試験(JLPT)のN1合格者は15ポイント、N2合格者で10ポイントが付与されます。この優遇処置は70ポイント以上で受けられるものなので非常に大きなポイントを稼ぐことができます。

  • 日本の医師などの国家試験を受験するための条件となる(N1が必要)

日本語能力試験のN1が受験資格となっている国家試験
医師、歯科医師、看護師、薬剤師、保健師、助産師、診療放射線技師、歯科衛生士、歯科技工士、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、臨床工学技士、義肢装具士、救命救急士、言語聴覚士、獣医師

  • 日本の准看護師試験を受験するための条件となる(N2以上で国語試験免除)
  • 日本の中学校卒業程度認定試験で一部の試験科目が免除される(N2以上で国語試験免除)
  • EPA(経済連携協定)に基づく看護師・介護福祉士の候補者選定の条件となる(国によってN5からN3以上の認定が必要)
  • 介護の技能実習ではJLPTとNAT TESTと J-TESTが日本語検定として認められています

特定の職業では一定のレベル以上が必要となるケースもあります。
日本語能力試験は純粋な日本語レベルを証明できるため、就職活動以外でも、生活の中の様々な場面において役立ちます。

最も多く使われるJLPTのレベルと概要

下記がJLPT日本語レベルの解説です。

N5
基本的な日本語の能力が備わっているレベルです。平仮名やカタカナと簡単な漢字を理解することができ、短くゆっくりと話される挨拶や定型文などの日本語なら理解できます。

N4
N5よりも知っている漢字や語彙が増えます。日常的によく遭遇するシーンなどの会話をゆっくり話すと聞き取ることができるでしょう。

N3
日本語能力検定資格の中間レベルです。日本語での日常会話ができるようになる水準の日本語レベルがあります。自然な日本語も聞き取ることができるようになり、難しい表現は言い変えることで伝わります。マニュアルも理解できますし、接客の仕事なども可能です。

N2
日本語の新聞を読んだり、ニュースを自然な速度で聞いて理解したりすることができます。N2レベルの外国人は、幅広い場面で使われる日本語を大体理解できています。

N1
習得が難しいN1は、母語が日本語である日本人が受験しても間違うことがあるくらい難しい試験となっています。N2よりも理解度は洗練され、大半の日本語を理解することができます。

引用:N1~N5:認定の目安 | 日本語能力試験 JLPT

在留資格や業種によって求められる日本語能力は人それぞれですが、日本で働く外国人の多くがN4以上の日本語能力を身につけています。
また、日本で就職活動をしている外国人留学生は、約9割がN2(明快な文章が理解でき、幅広い場面で自然なスピードで会話ができる)以上の日本語能力があるといいます。

N5とN4では主に教室内で学ぶ基本的な日本語が理解できるレベルです。漢字の読みは小学生低学年レベルの漢字の読みが理解できるレベルです。日常生活でよく使う身の回りのことであれば、定型文を理解したりゆっくり会話できたりする程度です。
コミュニケーションの場などで敬語は使わずに簡単な自己紹介が出来て、相手の話も住まいや年齢、家族構成の話しが出来るレベルとなります。

N3はN2、N1への橋渡し的なレベルといえます。短文の理解や言い換え表現など日常的な場面での日本語が理解できるレベルです。
仕事でいうとレストランのホールでの接客やオフィスでの簡単な電話の取り次ぎや、ゆっくりしたスピードの会話なら会議に参加することも可能です。日本語のみで日本人と一緒に働くことが可能なレベルです。このレベルになると簡単な日本語を使う仕事、マニュアルがある仕事が可能になります。

3. 日本語能力の確認方法

日本語検定のみで判断しない

日本語能力試験では、文字や語彙、文法への理解、さらには読解力、リスニング能力を測ります。また日本語検定試験自体がマークシートによる採点形式となっています。このような試験形態のため、外国人の会話力や書く能力について試験結果から判断することができません。

試験結果の読解力やリスニング能力が高くても、会話ができない、メールすら書くことができないなどという問題がでるというようなことがないよう、試験の結果のみで外国人材の日本語能力の有無を決めることはやめましょう。
試験の評価よりも日本語を流暢に話すことができる人もいます。
自社の求める業務内容に適した日本語能力があるかどうかが重要です。

会話力を確認する方法

日本語の会話能力を判断するには、話をしてみることです。日本にすでに在留している外国人であれば面接やオンライン面接を通じて会話をしてみることで日本語力を判断することができます。
採用決定後に訪日するという場合には電話や国外とのテレビ会議で会話をしてみましょう。

会話能力が重要な職業はこちらの確認は必須になります

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自己アピール動画を見ていただければ、JLPTなどの日本語検定の結果は、会話力とはほぼ関係がないことがわかると思います。
これは日本人の英語力を例に取るとわかりやすいと思います。日本人は英語の読み書きはほとんどの人ができますが、英会話力がある人はめったにいません。つまり、語学試験の結果と会話力はほぼ相関がないと言っていいと思います。

書く能力(ライティング)

外国人の書く能力を判断する方法は履歴書、職務経歴書の内容で基本的には確認しましょう。ただしこの場合、別の人間に書いてもらったり、日本人にチェックしてもらったりするケースも考えられます。確認する方法として外国人の面接時などに課題を与えて何か文章を書いてもらうか、実際に会った時に質問項目を文面にして答えてもらいましょう。

4.注意点・ポイント

日本語能力と業務遂行能力は直接、関係していない

外国人材は日本語能力による印象で評価されやすい傾向にありますが、実際には日本語能力が高い人材が業務適性があるとは限らないので注意しましょう。
日本人を例にとって考えるとこれは当然のことです。日本語ができる日本人にも業務適性が高い人と低い人がいるので、業務遂行能力と日本語力は切り離して考えるべきでしょう。
自社が求めるスキル、業務適正をもとに人材を採用しましょう。

採用したい人材を明確にしておく

外国人材を採用する際には求めるポジションやスキルセットによって必要最低限の日本語能力を明確に設定していくと良いでしょう。

例えば、プログラミング担当のITエンジニア人材であれば

”日本語能力試験3級(N3『相当』)+ Java経験3年以上”

顧客とのコミュニケーションが必要なエンジニア人材であれば

”日本語能力試験2級(N2『相当』)”

外食など比較的簡単な接客系人材であれば

”日本語能力試験3級(N3『相当』)”

物販や高度な接客系人材であれば

”日本語能力試験2級(N2『相当』)”

その他系(文系)人材であれば

”日本語能力試験2級(N2『相当』) + 海外向けマーケティング経験3年以上”

等です。

ポイント

また、エンジニア人材を採用する際、日本語能力を”N◯取得必須”とするのではなく、”N◯相当”とするだけで『日本語能力 + エンジニアリングスキル』をもつ希少人材から対象を広げて採用対象を広げることができます。
職種によって取得を必須にするべき場合もあるのでこちらは職務要件によって調整が必要となります。

 

5.まとめ

外国人を採用する際、日本語能力を確認しましょう。会社としてどんな人を採用したいかの具体的な考えをもち、業務やポジションに適した採用を行いましょう